『100% Colombian Coffee』のロゴを見たことはありませんか?
実はこのロゴ、世界で最も厳格な品質保証マークの一つなのです。
コロンビアコーヒーが世界中で愛される理由は、単に気候や土壌が良いだけではありません。
今回は、コロンビアコーヒーの美味しさを支える驚きのシステムについて詳しくご紹介します。

コロンビアコーヒーの基本プロファイル

コロンビアは、世界第3位のコーヒー生産国です。
ブラジル、ベトナムに次ぐ生産量ですが、アラビカ種の高品質豆に限れば世界トップクラスのシェアを誇ります。
年間生産量は約1,150万袋(1袋60kg)で、そのすべてが100%アラビカ種というこだわりです。

コロンビアコーヒーを一口飲むと、まず感じるのはその滑らかな口当たりです。
舌の上をすっと流れていく液体は、角がなく、まろやか。
適度な酸味が味わいに明るさを与え、その後にチョコレートやキャラメルを思わせる甘みが広がります。

この絶妙なバランスこそが、コロンビアコーヒーが『コーヒーの優等生』と呼ばれる所以です。
初心者にも飲みやすく、それでいてコーヒー通も満足させる奥深さを持っています。
特にナッツのような香ばしさが加わることで、チョコレート、キャラメル、ナッツという三位一体の味わいが完成します。

輸出量世界第3位コーヒー生産国コロンビア|鹿児島コーヒー addCoffee

年中収穫できる世界唯一の産地コロンビアコーヒー

コロンビアが他のコーヒー産地と決定的に違うのは、一年中どこかで収穫が行われていることです。
これは赤道直下という立地と、3つのアンデス山脈が南北に縦断する地形が生み出す奇跡です。

北部のシエラネバダ・デ・サンタマルタ(Sierra Nevada de Santa Marta)では10月から12月が主要収穫期。
一方、南部のナリーニョ(Nariño)では5月から8月が収穫のピークを迎えます。
さらに中部では『ミタカ(Mitaca)』と呼ばれる二期作が行われ、9月から12月の主要収穫期と4月から5月の第二収穫期があります。

コロンビア中部のミタカ二期作システム|鹿児島コーヒー addCoffee

この独特な収穫サイクルを可能にしているのが、コロンビアの『永遠の春』と呼ばれる気候です。
標高1,200メートルから2,000メートルの高地では、年間を通じて気温が17度から23度で安定。
赤道直下でありながら高地のため涼しく、極端な季節変化がありません。

太平洋と大西洋からの風が山脈にぶつかることで、地域ごとに異なる降雨パターンが生まれます。
ある地域が乾季の時、別の地域では雨季を迎える。
この複雑な気候の組み合わせが、世界で唯一、年間を通じて新鮮なコーヒーを供給できる産地を作り出したのです。

実際、コロンビアでは32県のうち23県でコーヒーが栽培されており、590の市町村にまたがる広大な産地が、それぞれ異なる時期に収穫期を迎えます。
これにより、買い手は常に『今月収穫されたばかり』の新鮮なコーヒーを手に入れることができるのです。

54万農家が作る世界最大のコーヒー組織FNC

1927年、コロンビアのコーヒー農家たちは歴史的な決断を下しました。
仲買人に買い叩かれ、品質が良くても正当な対価を得られない状況を打破するため、農家自身による組織を作ったのです。
それがFNC(Federación Nacional de Cafeteros de Colombia/コロンビアコーヒー生産者連合会)です。

農家による農家のための唯一無二の組織

FNCの最大の特徴は、54万人のコーヒー農家のうち約95%が加盟し、完全に民主的に運営されていることです。
4年ごとに行われる選挙では、農家自身が代表を選びます。
驚くべきことに、この選挙の投票率は約57%(2018年)で、多くの国の国政選挙に匹敵する高さです。
文献によっては65%を超えるという記載もあり、コロンビアの2022年大統領選挙の投票率58.17%と同等かそれ以上の参加率となっています。

2018年の選挙では20万4,423人が投票し、女性の参加率が市町村委員会で24%、県委員会で15%に増加。
若者(45歳以下)の割合も県委員会で20%、市町村委員会で34%に達しました。
これは単なる業界団体ではなく、農家が主体となって運営する真の民主的組織であることを示しています。

市町村レベル、県レベル、国レベルで選出された代表者が、農家の声を直接政策に反映させます。
最高意思決定機関である全国コーヒー生産者会議では、全国から選出された代表が一堂に会し、コーヒー産業の方向性を決定します。

FNCコロンビアコーヒー生産者連合会の民主的運営|鹿児島コーヒー addCoffee

コーヒー税が支える買取保証システム

FNCの活動を支えるのが『国営コーヒーファンド(FoNC/Fondo Nacional del Café)』です。
輸出されるコーヒー1ポンドごとに0.06ドルの『コーヒー税』が徴収され、このファンドで運営されます。
全ての農家に恩恵をもたらす公共サービスの財源となっています。

最も重要なのが買取保証制度です。
FNCは市場価格で農家からコーヒーを必ず買い取ることを保証しています。
農家は590の集荷場のどこでも、現金で即座に支払いを受けることができます。
これにより、小規模農家でも安定した収入を得ることが可能になりました。

さらに、1,500人以上のエクステンショニスタ(Extensionista/農業技術指導員)が全国に配置され、無料で技術指導を行います。
このエクステンションサービスは1928年から始まり、1960年に正式化された歴史ある制度です。
新しい品種の導入から病害虫対策まで、農家に寄り添って支援します。
このシステムにより、コロンビアのコーヒー農家は中南米で最も生活水準が高いと言われるまでになりました。

ファン・バルデスが5ヶ月で起こした奇跡

1958年、ニューヨークの広告代理店DDB(Doyle Dane Bernbach)のオフィスに、一人のキューバ人俳優が足を踏み入れました。
ホセ・F・デュバル(José F. Duval)。
オペラ歌手を目指してハバナからニューヨークに来た彼が、コーヒー業界の歴史を変えることになるとは、誰も想像していませんでした。

オペラ歌手を目指しハバナからNYに来たホセ・デュバル|鹿児島コーヒー addCoffee

DDBが仕掛けた革命的キャンペーン

当時のDDBは創業わずか10年の新興広告代理店でしたが、創業者ウィリアム・バーンバック(William Bernbach)は革新的なアイデアで知られていました。
フォルクスワーゲン(Volkswagen)の『Think Small』キャンペーンや、エイビス(Avis)レンタカーの『We’re No.2, So We Try Harder』など、広告史に残る名作を次々と生み出していた時期です。

FNCから依頼を受けたバーンバックのチームは、コロンビアコーヒーを差別化するため、一人の架空のコーヒー農家を作り出しました。
それがファン・バルデス(Juan Valdez)です。

伝統的なポンチョと帽子を身に着け、愛らしいロバのコンチータ(Conchita)と共に山道を歩く姿。
誠実で勤勉なコロンビア農家のイメージを体現したキャラクターでした。

コロンビアコーヒーのフアン・バルデス|鹿児島コーヒー addCoffee

たった5ヶ月で世界を変えた男

1960年1月6日、ニューヨークタイムズ日曜版の全面広告でファン・バルデスがデビューしました。
最初のTVコマーシャルは、コーヒー業界に革命をもたらしました。

『コーヒーは標高5,000フィート以上で栽培される』
『日陰で育つ』
『完熟した実だけを一粒一粒手摘みする』

当時のアメリカ人の多くは、コーヒーが木に成ることすら知りませんでした。
ファン・バルデスは初めて、コーヒーの農学的事実を一般消費者に伝えたのです。

結果は驚異的でした。
キャンペーン開始からわずか5ヶ月で、コロンビアコーヒーを『優秀』と評価する消費者が300%増加。
60%の消費者が『コロンビアコーヒーに追加料金を払う』と回答しました。

最も衝撃的だったのは、1964年にゼネラルフーズ(General Foods)社が起こした行動です。
同社は人気ブランド『ユーバン(Yuban)』を、100%コロンビアコーヒーに変更すると発表したのです。
ユーバンは1870年代から続く歴史あるブランドでしたが、ファン・バルデスの成功を見て、全面的にコロンビアコーヒーにシフトしました。

ゼネラルフーズ社ユーバンの100%コロンビア転換|鹿児島コーヒー addCoffee

2001年時点でファン・バルデスのブランド認知度は米国で60%に達し、ナイキ(Nike)を上回りました。
『100% Colombian Coffee』のロゴ認知度は85%で、ミシュラン(Michelin)タイヤのビバンダムよりも高い数字でした。

1969年からはコロンビア人俳優のカルロス・サンチェス(Carlos Sánchez)が37年間この役を演じ、2006年以降はカルロス・カスタニェーダ(Carlos Castañeda)が引き継ぎました。
ファン・バルデスは単なるキャラクターではなく、『単一産地コーヒー』という概念を世界に広めた先駆者となったのです。

20年かけて生み出すコロンビア独自の品種

コロンビアには『セニカフェ(Cenicafé/Centro Nacional de Investigaciones de Café)』という、世界最大級のコーヒー研究所があります。
1938年に設立され、業界では『コーヒーのNASA』と呼ばれ、その研究開発力は他国の追随を許しません。

気候変動と闘う品種開発

1990年代、コロンビアのコーヒー農園はさび病で壊滅的な被害を受けました。
多くの農家が廃業の危機に瀕する中、セニカフェは20年以上の歳月をかけて新品種の開発に挑みました。

コロンビアの世界最大級コーヒー研究所セニカフェ|鹿児島コーヒー addCoffee

2005年に発表された『カスティージョ(Castillo)種』は、まさに革命的でした。
さび病耐性は従来品種の10倍以上、収量はヘクタールあたり20%増、そしてカップクオリティは85点以上を安定的に達成。
現在、コロンビアの栽培面積の約40%がカスティージョ種に転換されています。

さらに2016年には『セニカフェ1(Cenicafé 1)』、そして2024年12月には『カスティージョ2.0(Castillo 2.0)』が発表されました。
カスティージョ2.0は、気候変動による気温上昇と新たな病害虫の脅威に対応するため開発された最新品種です。

F5世代まで育てる執念の品種改良

セニカフェの品種開発プロセスは、他国では真似できない徹底したものです。
新品種はF1(第一世代)ではなく、F5(第五世代)まで育てられます。
これには20年以上の歳月が必要です。

セニカフェの20年かけた品種開発プロセス|鹿児島コーヒー addCoffee

F1世代では全ての個体がさび病耐性を持ちますが、まだ不安定です。
F2、F3と世代を重ねるごとに、病害虫耐性、収量、カップクオリティ、樹高などの特性を選抜していきます。
F5世代になって初めて、安定した特性を持つ品種として農家に配布されます。

研究者たちは『サッカーチームのようなもの』と表現します。
『レギュラー選手がダメになっても、控え選手がすぐに入れるように準備している』
実際、セニカフェでは常に116以上の試験品種を同時並行で開発しています。

2022年だけで92トンの耐病性品種の種子が配布され、その58%がセニカフェ1でした。
さらに12の新しい遺伝子系統が追加され、さび病への耐性がさらに強化されています。

このような長期的で体系的な品種開発ができるのは、FNCという安定した組織があるからこそ。
民間企業では20年先を見据えた研究開発は困難ですが、農家自身が運営する組織だからこそ可能なのです。

その他の注目品種として、1983年の『コロンビア(Colombia)種』、2002年の『タビ(Tabi)種』などがあり、全て『美味しさ』と『持続可能性』の両立を目指して開発されました。

主要産地が生む個性豊かなコロンビアコーヒー

コロンビアには32県のうち23県でコーヒーが栽培されていますが、その中でも特に重要な産地をご紹介します。

コーヒートライアングル
世界遺産にもなった伝統産地

コロンビアコーヒートライアングル世界遺産|鹿児島コーヒー addCoffee

カルダス(Caldas)、キンディオ(Quindío)、リサラルダ(Risaralda)の3県は『コーヒートライアングル(Eje Cafetero)』と呼ばれ、国内生産量の約30%を占める最大産地です。
2011年にはユネスコ世界遺産『コロンビアのコーヒー文化的景観』に登録されました。

マニサレス(Manizales)、ペレイラ(Pereira)、アルメニア(Armenia)を中心都市とするこの地域は、標高1,200~1,800メートルの理想的な高度に位置します。
起伏に富んだ斜面にコーヒー農園が点在し、ほぼ常時霧がかかった雲霧林が過度な日射からコーヒーを守ります。

味わいはバランス型で、ミルクチョコレート、ブラウンシュガー、ベリーの風味が特徴です。
伝統的なコロンビアマイルドの甘い味わいを体現しており、チョコレートのような甘みとナッツの香ばしさが絶妙に調和します。

年に2回の収穫サイクルがあり、9月から12月の主要収穫期(コセチャ・プリンシパル)と4月から5月の第二収穫期(ミタカ)があります。
この二期作により、常に新鮮なコーヒーを供給できるのです。

観光面でも充実しており、チンチナ(Chinchiná)のアシエンダ・グアヤバル(Hacienda Guayabal)など、多くの農園が見学ツアーを提供しています。
コーヒー文化を体験できる『コーヒーパーク』もあり、まさにコロンビアコーヒーの心臓部と言えるでしょう。

南部高地
スペシャルティコーヒーの宝庫

コロンビア南部高地スペシャルティコーヒー宝庫|鹿児島コーヒー addCoffee

ナリーニョ(Nariño)、カウカ(Cauca)、ウイラ(Huila)の南部3県は、『新しいコーヒートライアングル』とも呼ばれ、スペシャルティコーヒーの中心地として急速に発展しています。

ナリーニョはエクアドル国境に位置し、赤道直下でありながら標高2,300メートルまでコーヒーが栽培される世界でも稀な産地です。
赤道に近いため高地でも栽培が可能で、昼夜の寒暖差が大きいことから、複雑で華やかな風味が生まれます。
4万の農家の平均農園面積は1ヘクタール未満で、37の生産者だけが5ヘクタール以上を所有するという、極めて小規模な精鋭産地です。

カウカはポパヤン高原(Meseta de Popayán)を中心に、火山性土壌と太平洋からの湿気、そして周囲の山々に守られた独特な環境を持ちます。
9万人以上の生産者が平均1ヘクタール程度の小規模農園を営み、先住民アルワコ族やコギ族、アフロコロンビアンコミュニティが伝統的な方法でコーヒーを栽培しています。
インサ(Inzá)地域は特に高品質なコーヒーで知られ、フルーティーで甘い風味が特徴です。

ウイラは全国生産量の17%を占める最大産地で、2013年には原産地呼称(Denominación de Origen)を取得しました。
ピタリート(Pitalito)を中心に4万以上の農家が栽培し、ストーンフルーツやシトラスの風味、洗練された酸味、心地よいフローラルトーンが特徴です。
フルーツとキャラメルのノート、甘い酸味、強烈なアロマという独特のプロファイルが、この認定につながりました。

南部地域は5月から8月の単一収穫期という特徴があり、その分凝縮された味わいが生まれます。
明るい酸味とトロピカルフルーツのような風味が特徴で、スペシャルティコーヒー市場で最も高い評価を受けています。

北部シエラネバダ
海から山頂まで5,700mの垂直農業

コロンビア北部シエラネバダ海から山頂まで5,700mの垂直農業|鹿児島コーヒー addCoffee

シエラネバダ・デ・サンタマルタ(Sierra Nevada de Santa Marta)は、世界で最も海に近い5,700メートル級の山脈です。
カリブ海から急激に立ち上がるこの山脈は、海抜0メートルから5,700メートルまでの垂直農業を可能にする、世界でも類を見ない環境を持っています。

海からの湿った風と山の冷気が混ざり合い、独特のマイクロクライメット(microclimate)を形成。
この環境が、重厚感のあるボディとまろやかな口当たり、そしてチョコレートのような深い甘みを持つコーヒーを生み出します。

この地域は有機栽培の先進地域でもあり、多くの農園がレインフォレスト・アライアンス(Rainforest Alliance)認証を取得しています。
生物多様性の保護に力を入れており、渡り鳥の生息地を守りながらコーヒーを栽培する『バードフレンドリー』農法も実践されています。

10月から12月の収穫期に採れるコーヒーは、原産地呼称認定も受けており、その独特な風味は世界的に評価されています。
海と山が生み出す奇跡のテロワールが、他では味わえない個性的なコーヒーを生み出しているのです。

東部新興産地
知られざる第4の産地

コロンビア東部新興産地の革新的コーヒー農園|鹿児島コーヒー addCoffee

カサナレ(Casanare)、メタ(Meta)、カケタ(Caquetá)、アラウカ(Arauca)の東部4県は、まだ知られていない新興産地です。
約5,500の生産者が1万500ヘクタールで栽培するこの地域は、平原地帯という他の産地とは異なる特徴を持ちます。

2024年2月に立ち上げられたカフィックス(Cafix)直接取引プラットフォームには、この地域から548の農家が参加しました。
仲介業者を通さずに、EU(スペインを除く)、日本、韓国、中国のバイヤーと直接取引できるようになり、新たな可能性が開かれています。

平地でのアラビカ栽培という挑戦的な試みは、機械化の可能性も秘めています。
従来の山岳地帯での手摘み収穫とは異なり、将来的には大規模な機械収穫も視野に入れた実験的な取り組みが行われています。

年間を通じて降雨量が多く湿度が高いという課題もありますが、FNCのエクステンションサービスによる技術支援により、品質向上に向けた努力が続けられています。
この地域のコーヒーは、北部地域と似た特徴を持ちながらも、独自の個性を模索している段階です。

サンタンデール
コロンビアコーヒー発祥の地

サンタンデール州コロンビアコーヒー発祥の地|鹿児島コーヒー addCoffee

サンタンデール(Santander)は、1730年代にイエズス会によって最初にコーヒーが持ち込まれた、コロンビアコーヒーの歴史的発祥地です。
サラサール・デ・ラス・パルマス(Salazar de las Palmas)で最初の商業栽培が始まり、1808年には最初の商業輸出(100袋)がククタ(Cúcuta)港から行われました。

現在も全国生産量の約5%を占め、3万7,000の家族農園が平均3エーカー(約1.2ヘクタール)の小規模農園を営んでいます。
標高1,200~1,700メートルの熱帯雨林気候で、年間平均気温23.67度、年間降水量542.78ミリメートルという環境です。

この産地のコーヒーは、丸みのある甘いプロファイルで、リッチなチョコレート、クルミ、ソフトフルーツのノートが特徴です。
軽い焙煎では、フローラルでレモンのような酸味も現れます。
チョコレートとタバコのノートという独特の組み合わせも、この産地ならではの特徴です。

伝統的な水洗式処理に加え、マイクロミルや二重発酵など、甘みとボディを高める新しい処理方法も導入されています。
カスティージョ(Castillo)、コロンビア(Colombia)、タビ(Tabi)といった耐病性品種に加え、ゲイシャ(Gesha)、ピンクブルボン(Pink Bourbon)、ウシュウシュ(Wush Wush)といった希少品種の栽培にも取り組んでいます。

原産地呼称認定も受けており、コロンビアコーヒーの原点として、その歴史的価値と品質の高さが認められています。

コロンビアコーヒー
活躍する凄腕プロデューサー

コロンビアコーヒーを楽しむ

コロンビアコーヒーが世界中で愛される理由、それは54万の農家が民主的に運営するFNCという組織、ファン・バルデスが起こしたマーケティング革命、20年かけて開発される独自品種、そして年中収穫できる奇跡的な環境。
これら全てが組み合わさって、あの安定した美味しさを生み出しているのです。

次にコロンビアコーヒーを飲む時は、ぜひファン・バルデスのロゴを探してみてください。
そこには、農家自身が築き上げた壮大なシステムの物語が込められています。

『なぜコロンビアコーヒーは美味しいのか?』
その答えは、単純な自然の恵みだけでなく、農家たちの民主的な組織運営と、たゆまぬ技術革新の結晶だったのです。
世界のどこにも真似できない、コロンビアだけの物語がそこにあります。

世界唯一のコロンビアコーヒー物語|鹿児島コーヒー addCoffee

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