スパイスカレーと普通のカレーは何が違うのでしょうか。
一番の違いは『カレールーを使わない』こと。
市販のルーには小麦粉と油脂がたっぷり含まれ、1皿で約800kcalにもなります。
一方、スパイスカレーは約200~400kcalと低カロリーで胃もたれしません。
体に優しい本格カレーの秘密です。
スパイスカレーはルーを使わない
『スパイスカレーって、普通のカレーと何が違うのですか?』
この質問に一言で答えるなら、『ルーを使わない』これに尽きます。

市販のカレールーには小麦粉と油脂がたっぷり含まれており、これがカレーのとろみのもととなっています。
1皿分のルーに含まれる油脂は約15g。
だから食後に胃がもたれるのです。
だから夜食べると翌朝まで残ってしまうのです。
スパイスカレーは、ぜんぜん違います。
小麦粉ゼロ。
必要最小限の油。
スパイス、野菜、肉、それだけ。
体への負荷が高いものが入っていないから、体が素直に受け入れます。
食べた後、30分もすれば胃がスッキリしています。
これが最大の違いです。
『でも、とろみがないと物足りないのでは?』
最初はシャバシャバなカレーに違和感を覚える方も多くいらっしゃいます。
でも3回食べれば慣れます。
むしろ、とろみのあるカレーが重く感じるようになります。
🍛 カレールーとは?
カレーライスの上に掛けるカレーソースと広く誤解されています。
『カレールー』とは、スパイスに小麦粉と油脂を混ぜたものを示し、カレーソースとはイコールではありません。
スパイス、野菜、肉のみで作ったスパイスカレーは、カレールーとは別物です。
食後に軽いスパイスカレー
金曜日のランチ。
13時から大事な会議があります。
普通のカレーを食べたら、会議中に眠くなってしまいます。
胃が重い。
思考が鈍る。
これは小麦粉と油脂の消化に、体がエネルギーを使っているからです。
スパイスカレーは違います
● クミンが消化を促進します。
● コリアンダーが胃腸を整えます。
● ターメリックが肝臓の働きを助けます。
食べ物を消化する手助けをしてくれるから、体に負担がかかりません。

当店(addCoffee)の常連様の7割はビジネスパーソンです。
『午後の仕事に響かない』これが彼らがスパイスカレーを選ぶ理由です。
さらに言えば、スパイスには代謝を上げる効果があります。
食べた後、じんわりと汗をかきます。
これは体が活性化している証拠です。
眠くなるどころか、むしろ目が冴えるのです。
スパイスカレー:スパイス100%
この差が、食後の体感の差になります。
初めてのスパイスカレーで驚く3つ
1. 見た目がシャバシャバなのに満足感がある
『えっ、これがカレー?スープではありませんか?』
最初はみなさんそうおっしゃいます。
でも食べ終わると不思議と満腹になります。
これはスパイスが満足中枢を刺激するからです。
とろみで腹を満たすのではなく、スパイスの刺激で脳を満足させるのです。
2. 辛くないのにスパイシー
『辛いの苦手なんです』という方、子供も完食されます。
唐辛子を使わなくても、クミンやコリアンダーの刺激で十分スパイシーです。
じんわりと汗をかきます。
体の中から温まります。
でも辛くありません。
この不思議な感覚は、体験しないとわかりません。
3. 食べた後に眠くならない
これが一番の驚きです。
普通のカレーなら、食後30分で睡魔が襲います。
でもスパイスカレーは逆です。
頭がスッキリします。
集中力が上がります。
これは血糖値の上昇が緩やかだからです。
そして消化にエネルギーを取られないからです。
小麦粉・油脂不使用|3つのメリット
小麦粉と油脂を使わない。
たったこれだけで、3つのメリットが生まれます。
1. グルテンフリー
小麦アレルギーの方も食べられます。
最近増えているグルテン過敏症の方も大丈夫です。
実際、『やっと食べられるカレーに出会えた』と涙ぐむお客様もいらっしゃいました。
2. 血糖値が上がりにくい
小麦粉は血糖値を急上昇させます。
だから食後に眠くなるのです。
スパイスカレーなら、血糖値の上昇が緩やかです。
糖尿病予備軍の方にも支持されています。
3. カロリーが低い
ルー使用のカレー:1皿約800kcal
スパイスカレー:1皿約200~400kcal
この差、400kcal以上。
食事1回分のカロリーに匹敵します。
ダイエット中にはうってつけのスパイスカレーです。
スパイスカレーに変えた人の体感
スパイスカレーを食べ始めてから間食の習慣がなくなり、1年半後には7kgの減量に成功した事例があります。
服のサイズはLからMやSに変わり、肌荒れが消え、風邪をひきにくくなり、よく眠れるようになるなど、体調に良い変化が多く現れたとのことです。
参考:特選街web

毎日のようにスパイスカレーを食べるようになってからいつの間にか痩せていったことを報告しています。
また、読者からは『肌が乾燥しにくくなった』『朝食で食べたら活力的になった』『風邪をひきにくくなった』『花粉症の時期にスパイスカレーを食べると症状がやわらぐ』という声が寄せられています。
参考:クラシエの漢方
市販のカレーは小麦粉と油脂が多く含まれているのに対し、スパイスカレーは油が少なく、小麦粉を使わないグルテンフリーな食材のため、健康に良いと注目されています。
スパイスには消化促進効果があり、腸の運動を活発にすることで栄養の吸収を高める効果があります。
参考:HELLO MY BLEND
スパイスの効能について、人への有効性・安全性は確かなものではなく、効果は個人差があることは留意が必要です。
スパイスカレーの代表的なスパイス
基本の3大スパイス
ターメリック・クミン・コリアンダー

スパイスカレーの基本は、たった3種類のスパイスです。
この3つさえあれば、カレーになります。
市販のカレールーにも気持ち程度入っています。
スパイスカレーとは、割合が全然違います。
ターメリック:色担当

黄金色を作ります。
0.5%でも入れすぎると苦くなります。
でも入れないと締まりません。
スパイスカレーの顔を作る重要な役割です。
肝機能改善、抗酸化作用のボーナス付きです。
クミン:香り担当

カレーらしい香りの正体です。
これがないとカレーと認識されません。
食欲増進、消化促進の効果があります。
店の前を通る人を引き寄せる磁力を持っています。
コリアンダー:まとめ役

全体のバランスを整えます。
辛さを和らげ、香りを調和させます。
デトックス効果もある優等生です。
全体の40%を占めても違和感がない懐の深さがあります。
香りのスパイス
カルダモン・シナモン・クローブ

基本の3種だけでもカレーは作れます。
ですが、ここから香りに深みを加えてまいりましょう。
この3つは、ガラムマサラにもよく使われる代表的な香りスパイスです。
カルダモン:清涼感

一粒入れるだけで、カレーに品格が生まれます。
爽やかな香りが鼻を抜けます。
高級感を演出する『スパイスの女王』です。
チャイにも使われる万能選手です。
シナモン:甘い香り

甘くないのに甘く感じる不思議があります。
チキンカレーに入れると、肉の臭みが消えて旨味が際立ちます。
血糖値を安定させる効果もあります。
クローブ:深み

歯医者の匂い、と言えばわかる方にはわかります。
でもスパイスカレーに入れると、全体に深みが出ます。
なぜか高級感が増します。
殺菌作用で口臭予防にもなります。